<日本国内の準備期間中の産婦人科病院・クリニックについて>
ハワイに行くにあたってですが、基本的にはどこの産婦人科を受診しても大丈夫です。ハワイ入国まで、どこの総合病院産婦人科でも、クリニックの産婦人科でも大丈夫です。ハワイの産婦人科の先生への支払いは個々の症例で技術料のようなものを支払う必要があります。すなわち、ハワイの産婦人科医のお給料に直結しますので、出産症例が増えることについてはウェルカムです。この点は日本の医療制度と大きな違いです(日本の病院の先生は何人診ても基本的に給料は変わりません)。
日本では外来はどの先生でも同じ外来ですが、ハワイの病院では、病院に各先生のオフィスがあり、それぞれのオフィスで診察を受ける形になります。医療費の支払いも、病院への支払いと各先生への支払い、検査会社への支払いなど細かく分かれています(イメージ的には、先生方が病院を間借りして利用しているようなイメージでしょうか。)
ハワイへの紹介状はどうするか?ですが、日本語でOKです(里帰り出産用の紹介状で良いということになります)。
最近は、どの診療科でも外国人の患者が増えてきており、医師はChatGPTなどのAIを利用して日本語から英語や中国語などに変換するだけではなく、紹介状書式にAIでアレンジして作成する医師も増えてきています。心配であれば、紹介状を写真で読み込んでChatGPTで変換しておくと良いでしょう。
切迫早産や頸管長短縮、前置胎盤などがある場合は、担当の先生にハワイで出産しようと思っていることは伝えておいた方が良いと思われます。英語で記載してもらうと別料金などがある可能性もあるので、注意が必要です。基本的には日本の医師は、日本語の細部表現に長けているので、医師がAIなしで英語で作ろうとすると情報が少なくなりがちになる場合もあるので、基本的には日本語の紹介状を翻訳する方が良いかと思います。
病態的に心配が生じる場合は、事前にハワイのDrの大枠のメール相談することも可能です。
つまりは妊娠判明し、ハワイで出産しようと考えた段階で、どこの県のどの産婦人科に受診してもOKです。特殊である必要はなく、日本での受診施設をどこにしたら良いかなどは悩まない方が良いです。
というのも、ハワイ出産の大変な部分はハワイ入国後であり、日本国内の段階で悩むようならハワイ入国後の大変さが火を見るよりも明らかだからです。日本での受診施設や紹介状どうしようなどの悩みがあるとして、ハワイ入国後の悩みの方が100倍きついです。
もっともアメリカの医師は基本的に、医療レベルはアメリカ>>>日本と考えているため、日本の医療機関がどこであれ、それほど気にはしていないでしょう。入国失敗して受診できなくなった人も最近は多いですが、先生達は気にはしていなさそうでした。日本の医療機関と事前の連携などは特に求めてもいなし、気にもしてないということでしょう(彼らにとっては意味がないということでしょう)。
このような部分では悩まないでおきましょう。
<費用の考え方>
出産の費用はほとんどの方で同じになります。もちろん、緊急受診、緊急入院や予定帝王切開などの要因で変動します。
とりわけ緊急入院の費用は多額になります。
緊急受診→緊急入院ができるだけ起こらないようにする環境作りも大事かと思われます。
医療的な要因を除くと、コストのほぼすべては滞在費用になります。
滞在日数が1日延びると、コンドミニアム費用(2~5万円/日)、食費+現地でのミルクやオムツ費用の追加分(1万円程度) で合計1日3~6万円かかります。
滞在期間が1週間延びると、単純に20~40万円ほどの追加費用がかかる計算になります。
となると、できるだけ綿密に入国から出国までの予定を考えることが安くなる近道であることが分かります。
費用を節約しよう、コンドミニアム代をできるだけ抑えると、住環境が悪化し、余計な交通出費や余計なストレスが生じる可能性もあることに加え、
総合的な費用削減コントロールを行わないことで、コンドミニアムのレベルを下げたのに、コストがかかる結果になりかねません。
移動については妊婦でなくても炎天下の徒歩は地獄を見ることになります。妊婦のバス移動も現実的ではありません。小さいお子様がいる場合はチャイルドシート付のウーバーを利用するほかなくなり、当日利用は不可能で、事前予約でも難しい場合があります。サポート無しで行かれる方は、チャイルドシートやベビーシートを現地で調達する必要があり、さらにそれをウーバーの車に取り付けを毎回自分で行う必要があります。
夜間の緊急受診はどうやって行くのか? お子様帯同の場合に、夜間緊急受診が必要になったら?などの想定も必要です(夜間はバス、タクシーは無く、ウーバーもほぼ不可能です)。
弊社では緊急時の受診の際に、新生児や幼児が帯同する場合においても送迎サポートします。
弊社では、綿密な計画をお一人お一人に立案し、余計なコストを生じさせない+余計なストレスを発生させない を重視しています。
一人一人必要な項目、重視する項目は異なると思います。
例えば、「出産当日の付き添いはいるか?」ですが、大半の方は不安で当日は流石に必要と感じるでしょう。しかし、現実的には当日の病院のホスピタリティは充実しているので、むしろ翌日や翌々日の方が、当日の付き添いよりも遥かに有用だったりします(もちろんその点については、日本と違い、現地ならではの理由があります)。
当日の付き添いよりも、夜間や早朝なども含めた緊急時の受診のサポートの方が重要だったりします(それがいつ起こるか、いつ必要か分からないので)。
<飛行機のシートは何クラス?>
航空チケットはビジネスクラスをお勧めします。少なくとも行きはビジネスクラスが無難であると思われます。8時間強の飛行時間なので、妊婦がエコノミークラスは負担が強いと思われます。近年は、JALの100%出資している、ZIPエアーが比較的安くハワイ直行便のビジネスクラスの座席を提供しています。帰りのシートクラスを下げれば節約することは可能と思います。
<日程決めの重要性>
何となく日程計画すると結構無駄が生じます。 完全な旅行気分で計画すると判断が大胆になってしまうため、どんぶり勘定になりやすくなるばかりか現地で予想外に困ることにもなりかねません。
⇒行きはこの日にしてと・・・・帰りはこの日くらいでいいよね・・・ と旅行感覚で決めると意外と長くなって結果的に費用が増す原因になります。
せっかくのハワイだから、少し長めになんていう考えも沸いてしまいますが、子供が生まれた後は恐ろしく忙しくなるので、旅行気分を捨て、現実的な日程決定をする必要があります。
もちろん、プールがついていたり、帯同するお子様用の遊具施設も併設したコンドミニアムもあり、ハワイ気分を満喫することも十分可能と思います。
メリハリをつけることが重要です。
ちなみに、アメリカの物価は日本の2倍以上です。
・オムツ、ミルク、お尻拭きは約3倍
・食費は自炊しても2倍はかかるでしょう(ハワイの外食で一番安いのは丸亀うどんなのですが、なんの変哲もないかけうどんが900円程です)。
・生活費としては大人2人ですと、自炊したとしても1日5000円程度は最低見ておく必要があると思います。
・コンドミニアムをどこに設定するかでも微妙に生活費が変わってきます。極端な話、丸亀製麺の近くにすれば毎日うどんで食費は比較的安く済むかもしれませんが現実的ではありません。
費用を削減するため+事前に不安にならないために重要なのは
「綿密さ」と考えております
弊社では、かなり細かく気にしてくれる現地スタッフもおり、不安解消を第一としています。
<最後に>
ハワイ出産サポートに関わっている業者からと思われるような問い合わせが時々あります。数年前までは情報がほとんど無い状況で、かなり高額なサポート料だったという話を経験者の方から伺っています。弊社の参入は、そのような状況に一石を投じ、ハワイで出産を希望される方に、言われるがままではなく、比較する、吟味することの機会を作ることが出来ていると感じています。
その意味で、弊社を選んでいただけなかったとしても、ハワイで出産される方々が「吟味する」という機会を作り得ることが出来ただけでも満足であります。
最後までお読みいただき有難うございます。